2日目 後半


定陵ののどかな景色を見ながらお昼ごはんについて考える。万里の長城にもこの周辺にも観光客御用達のレストランはあるんだけど、貴重な一食をそれで済ますのはあまりにも勿体無い。
当初から北京市街に戻ってからと考えていたけれど、市街に着くのは3時位になりそうだからレストランは休憩に入ってしまう。しかも中途半端な時間に食べると夕食で予定している北京ダックに影響が出ちゃうなぁ。う〜ん。。 ん? じゃあ、お昼に北京ダック食べればいいんだ。と、ぐるぐるまわり道をしながら一人結論に至る。もちろん主人に異存は無し(笑)
さっそく車に戻りドライバーさんにガイドブックを見せて、目をつけていた北京ダックのお店へ連れて行ってもらうことに。ドライバーさん曰く「ここ、おいしい。北京ダックおいしい!」だそうなので、期待できそうです♪


再びすやすやと眠っているうちに目的のお店に到着。ここでドライバーさんとはお別れです。
北京ダックを食べるのは、団結湖にある「北京大董{火考}鴨店」。地元でも人気のガイドブックでもお馴染みの有名店です。
中国に詳しいお友達のお勧め。ドライバーさんもお勧め(笑)



左:まずはビール。青島の生です。
ビール右奥の箸置きはダックちゃん。

右:ダック用の薬味やミソ。一人8元。写真左上の赤い漬物が一番気に入りました。さっぱりしていてダックとの相性◎。右下は砂糖とにんにく。

北京ダックを注文するとテーブルの横でさばいてくれます。
こんなサービスもワクワクして楽しい。
でも食事時には大変だろうな〜


最初に店員さんが少量の砂糖をつけそのまま食べるように勧めてくれます。「お肉に砂糖なんて。。」って思いつつ食べてみたら、これがおいしい!砂糖と一緒に舌の上でとろっと溶けるような感触でした。
次に薬味をいくつか組み合わせて皮に包み、「こんな感じで食べてね」とばかりに見本として作ってくれます。その後は自分の好みで食べ進みましたが、結局店員さんが作ってくれたこの最初の物が一番おいしかった。にんにくがほのかに効いて、肝心のダックの味もよくわかりました。


北京ダック(98元)
飴色に香ばしく焼けた皮はパリッとしているのにジューシーな味わい。多少肉がついている部分もありました。このお店の北京ダックは一般より脂肪含有量が半分以下なのだそうです。だから飽きずにたくさん食べられるのでしょう。1羽で写真2皿分でしたが、難なく完食!

海老の揚げ物(70元)
メニューでは「揚げ海老の醤油ソース」だったのですが、どう見ても、しかも食べても、海老のマヨネーズソースでした(笑)
ソースに酸味があり見た目よりは爽やかな味ですが、基本的にはマヨネーズの味。

粟の炒飯(40元)
私達は必ずご飯物を注文するので炒飯のメニューを見ていて、珍しかったので注文してみた品。土鍋で運ばれてきてやっぱりすごい量。。
具は鶏肉と高菜。余計な味付けは無く素材そのままのストレートな味で、ややボソッとした食感ですがわしわし食べられました。


写真にはありませんが北京ダックにはスープとデザートがセットになっています。デザートは杏仁豆腐だったりフルーツだったりするようで、この日はフルーツの盛り合わせでした。
上記で合計254元。北京ダックをお腹いっぱい食べてこのお値段はかなりリーズナブルだと思います。北京ダックはイメージより軽い食べ物だしこのお店は2〜5時の休憩もないので、私としてはランチにもお勧めします。ちなみにこのお店はサービス料があります。メニュー(日本語メニュー)に10%のサービス料を頂きますと明記されていました。


お腹いっぱ〜い。
重たいお腹を抱えホテルでひと休みした後は、北京の夕暮れを眺めに出掛けます。






まずは昨日立入禁止だった天安門広場へ。遠目には見れたけれど実際に立ってみたかったのです。広い、とにかく広いと聞いていた広場。確かに広い、街の中心部であることを考えると他には比較できない規模だけど、ただとてつもなく広いという印象は受けませんでした。
このまま日没に行われる国旗降揚式を見学しようと思ったけれど、夕暮れ時の景山公園からの眺めが素晴らしいと聞いていたので、タクシーで景山公園へ移動することに。



天安門広場から天安門を望む


天安門広場から景山公園へ行くには前門方面から来るタクシーをつかまえることになるのですが、なかなか空車が通らない。。タクシーはそれなりに来るけれど、どれもお客が乗っている車ばかり。天安門と広場の間の大通り「東長安街」まで歩いてみたのですが、この通りではどうやらタクシーは拾えない様です。なぜなら歩道と車道の間に自転車用の車線があり、この車線にはバス停に止まるためのバスも通るのでそこを越えてタクシーを拾うのは危険なのです。

■■ここからは愚痴なので、読みたくない方は飛ばして下さい■■
そこにつけ込むように客待ちのタクシーの運転手が声を掛けてきました。普通なら一切応じないのですが夕暮れが迫っていたので、とりあえず行き先を告げ「メーター?」と聞くと「OK」と答えたので乗ることに。ところが乗ると「35元」と言い張る。「メーター!」と何度言っても答えは変わらず。不愉快絶頂に達した私は「じゃあ、降りる!」と降りようとすると、今度は「ハウマッチ?(幾らならいいの?) 20元?」と言ってきた。余計腹立たしくなりシカトして降りると、しばらくしつこくついて来ていました。
北京では何度もタクシーに乗りましたが、不愉快な思いをしたのはこの時だけ。有名観光地で客待ちしているタクシーは不誠実というのは間違いない様なので皆さんもご注意を。


ひと悶着ありましたが無事景山公園に到着。入園し山頂を目指して汗をカキカキひたすら登る。



景山公園の山頂から 故宮の連なる瓦屋根



西側 北海から彼方に日が沈む


けたたましいクラクションの渦の中から、ここは静の世界。激しく打ち付けていた鼓動が落ち着く頃、彼方の山に日が沈んでいきました。黄金色に輝く様子は見れませんでしたが、それでも汗をかいてやって来た甲斐のある印象的な眺めでした。

景山公園を後にし、さて今日の夕食はどうしようか考える。昼食の北京ダックがまだお腹に居座っているらしく空腹感は無いけれど、軽く食べたい気分。で、とりあえず王府井までタクシーで行くことにしました。





ドライバーに見せたメモには「王府井」としか書かなかったのでかなり北側の王府井世都百貨の辺りで降ろされてしまい(笑)、腹ごなしにぶらぶら歩く。
ライトアップされた王府井教会
広場にはたくさんの人が集う


昨日と同じ様に屋台で軽く食べようかと歩いていたら、「丹耀大厦」というデパートに「美食広場」の看板を発見したので行ってみることに。4階ワンフロアがフードコートになっていました。最初にカウンターでカードを買いそれで各お店に支払いするシステム。最初はそれがわからずお店の店員さんにお金を差し出して困らせてしまいました(笑)
メニューを指差して注文しカードで支払い。ローカル度100%で店員さんは北京語で捲くし立てますが、観光用に着飾っていない等身大の雰囲気が楽しい。短くて細い箸はともかく、ビックリする位小さくてふにゃふにゃで食べにくいレンゲが衝撃的でした。


酢醤麺 10元
辛い汁無し麺が食べたかったのです。
黄色い麺にねぎがたっぷりですごく辛い。
暑くてバテ気味だった身体にパワー注入です。
食べ終えると底に辛そうな調味料が。
香腸炒飯10元
大きく刻まれた野菜がゴロゴロ。
大味だけど香腸がおいしかった。
調味料が片寄っているのと、
食べる為には工夫が必要なレンゲはご愛嬌。


カードは使い切るのが基本らしいです。後日来た時20元のカードを買い飲み物2つ(合計15元)注文したところら、店員さんが何かを一生懸命に訴えてきました。お金が足りないのかな?と思い筆談用のメモを渡すと「5+10=15」と書くので「あれ、足りてるのにな〜」と困っていたら、カードを持ってカウンターへ行き5元払い戻してきてくれました。多分「5元残るけど、あと5元分なにか買わないの?」と聞いていたのだと思います。
このフードコートの店員さんはどのお店の人も面倒がらずに接してくれて親切でした。初めてカードを買いに行った時には「ちゃんと買えるかしら?」とばかりに心配そうに私の姿を目で追い、戻るとにこにこと商品を渡してくれました。謝謝♪


食後、駅へ向かう途中のマクドナルドの店頭にデザート専用の窓口があったのでソフトクリームを購入。チョココーティングはソフトクリームをそのままチョコレートの中にずぼっと入れて瞬時に固めるんですね。2元&3.5元で食後にちょうどいいサイズ。


ひとつの夢をかなえた日の夜は、ほのかに興奮が残ったまま眠りにつきました。


≪2日目前半                             3日目前半≫