1.年女になりました
  2.しばらく留守にします
  3.昨日 今日 明日
  4.デパートとレストラン
  5.入院雑感 「看護師さんのやさしさ」
  6.入院雑感 「最初の一歩が一番大切」
  7.入院雑感 「必死の寝返り」
  8.入院雑記 「傷より辛い筋肉痛」
  9.入院雑感 「患者を安心させるもの」
  10.入院雑感 「回復を促す環境」
  11.入院雑感 「つながっている」



年女になりました


お正月の3日。
主人と2人で初詣に行ってきました。

今年は年頭からいろいろ行事が目白押しなので、念入りにお参り。 > 厄年でもあるし
御守りも買って、今年一年の平和を願いました。

ついでにお知らせです。
4日後から入院することになりました。手術を受け18日には戻って来ます。
PCは持参しませんので留守の間はメールのお返事はできませんが、よろしかったら引き続き遊びに来てください。




しばらく留守にします


今日は仕事始め。と、入院前の最後の検査。

午前中フル回転で仕事をやっつけ、午後から病院へ。
血液検査で肝臓の数値が一気に改善していた♪
「正常値なので問題なし、予定通り手術を行いましょう」と、先生からお墨付き(?)も貰えてちょっと嬉しかった。

これで何の心配もなく入院できる。

自分の気持ち。主人のこと。大切な家族のこと。そして将来授かるかも知れないかけがえのない命のこと。
全てを考えて自分で選んだ道。

心配してくれるみんなの為にも、頑張ってこなくちゃ。




昨日 今日 明日


手術を終えようやく歩けるようになった時から、
看護師さんの「これからは動くほどに元気になっていきますよ」という言葉を励みに、毎日頑張って動き回った。

最初はほんの3メートル足を引きずるようにして歩くだけで、もう汗がびっしょりになる位体力を消耗した。
全身に無駄な力が入ることで肩から胸やお腹にかけてひどい筋肉痛に苦しんだ日もあった。

それから2日3日と経ち、ようやく病院内の売店まで行くことができるようになった。
買い物をしたら売店の側の椅子でしばらく休み、それから病室に戻るという感じだったけれど、
少しずつでも確実に前に進んでいると実感できることが嬉しかった。

売店で買った500mlペットボトル2本が重いという現実が焦りを誘うこともあったけれど、
毎日病院に足を運んでくれる主人の励ましが、大きな力になっていた。

今日は寝返りが打てた。ベッドからスムーズに立てた。靴下が履けた。
明日は何が出来るようになるだろう。




デパートとレストラン


待ちに待った退院後初の土曜日。
一人での外出は怖かったので、主人と一緒に外出できるこの日を指折り待っていたのです。

まだ長時間立っていられないし車での移動も体力を使うので、近所のデパートへお出掛け。
このデパートはフロアのあちこちにベンチやソファーがあるので、疲れてもすぐに休めてとても助かりました。

久しぶりの人込みに慣れる練習とちょっとお買い物をしただけだけど、少し自信がついた。
まだ自分でも出来る事と出来ない事がわからないので確かめるようにしか行動できないけれど、
こうして徐々に本来の元気を取り戻して行くんだな〜と実感できました。

そして今日はお昼ご飯もレストランで食べて、退院後初めての外食。
お店の入り口の5〜6段の階段が少し心配だったけれど、主人につかまってゆっくり歩いて無事クリアー。
この一週間はずっと主人の手料理を食べていたので、レストランの味は入院前以来20日ぶりくらい。
料理を作ってもらっている分際で贅沢だけど、久々においしかった♪

今日の嬉しかったこと。棚の上の方にあるタオルが取れたこと。
これは手を伸ばしたり背伸びができるようになった証拠なのだ。




入院雑感 「看護師さんのやさしさ」


白衣の天使とはよく言ったもので、看護師さんには本当に感謝、感謝です。

私が入院した病棟は担当看護師さんは時間制で、午前中の担当、午後の担当、夜の担当と1日3人が担当になります。
交代時間になると次の担当の看護師さんが「これからは私が担当です」と必ず病室に足を運び声をかけてくれました。

患者としては看護師さんに用がある時はナースコールでお願いするので特別担当は意識しませんでしたが、
こうして挨拶をしてくれると、目が行き届いていると言うか常に見守ってくれているようで安心感がありました。

毎日朝6時30分頃、昼食後、夕食後と3回検温と血圧測定に来てくれるのですが(術後数日はもっと頻繁)、
その度に必ず「何か不安なことはありませんか?」「心配なことはありませんか?」と親身になって声をかけてくれます。

私は手術前の不安もなかったし術後の回復も順調だったので、いつも「特にありません。」「大丈夫です。」ばかりでしたが、
例え何も無くてもこうして声をかけてもらえるのは安心できました。

患者のデリケートな気持ちを理解して心得てくれていると実感できることが、患者へのケアになります。
それは一番密接に接する看護師さんによる所が大きいと思います。

看護師さんのこのやさしさは単なる言葉だけでなく、治療の一部なのだと実感しました。




入院雑感 「最初の一歩が一番大切」


私は開腹手術でしたが、手術翌日の午前中にはもう歩き始めていました。
これは事前の術後スケジュールにもあったし入院前に読んだ他の方の入院日記でも同じだったので私にとっても予定通り。

術後は様々な処置のため浴衣式のパジャマを着ていたのですが、翌朝には身体を拭いてもらい普通のパジャマに着替え。
この時は気持ち良かったのと同時に一般の病人に戻れた気がして凄く嬉しかった。

着替えが終わるとすぐに「じゃあ立ってお手洗いまで歩いてみましょう」と言われ、
点滴のカートを引きずりながら7〜8m程の所にあるお手洗いまで歩き始め。

他の方の入院日記には「歩きましょうと言われた時は信じられなかった」「まだ痛くて死ぬほど苦しかった」とあったけれど、
思ったほどの痛みではなかったし、何より歩けたことが私は嬉しかった。

もちろん背中を丸めヨロヨロした歩き方は無様だったし、傷も痛くて辛かったけれど、
「あ〜これでどんどん回復する努力が出来る」と思えた瞬間でした。

医者に委ねっぱなしの状態から、医者と一緒に回復を目指せる状態にまで辿り着けた充実感が大きかった。

その後も看病に来た主人に「何をしに来たのかわからない」と言われる位何でも自分でやるようにしたので、
術後1日目にしてかなりの運動量だったと思います。




入院雑感 「必死の寝返り」


私は硬膜外麻酔は無く、点滴と全身麻酔のみでした。
手術直後激しい痛みがありその時は痛み止めの点滴をしてもらい、その後は座薬のみとなりました。
これだけでも大きな苦痛はなかったので、硬膜外麻酔のデメリットを考えると無くて良かったように思います。

傷の痛みはともかく、手術当日の夜は腰の痛みに苦しみました。
手術前の午後1時からず〜っと同じ姿勢で寝ているのですから、痛くなるはずなのです。

多分夜中の2時くらいだったと記憶していますが、あまりの腰の痛さにナースコールし看護師さんに泣きつくと、
傷の痛みにも腰痛にも効く座薬を処方してくれたのですが、結局腰痛にはほとんど効きませんでした。

でも傷の痛みは無くなったのでベッドの両側にある手すりにつかまって、寝返りを打てるようになりました。
右、左、と交互に身体の向きを変え、何とか腰の痛みを和らげました。
お腹に力が入らないので手の力に頼るしかなく、それはもう鬼のような形相だったことでしょう。

でも寝返りができたお陰で腰痛はこの夜だけで開放されました。




入院雑記 「傷より辛い筋肉痛」


手術翌日の午後から、肩から胸そしてお腹にかけての激しい筋肉痛に苦しみました。

恐らく手術当夜の必死の寝返りと、歩き始めでの無駄な力が原因なのだと思います。

点滴のカートに頼りながら歩くので、カートにつかまる右手などに過剰な力が入り、
また左手は傷の上に手を添えるのですが、それも怖くて無駄な力が入る。
他にもベッドで起きたり立ち上がったりする時にも全て傷をかばうので、年中余計な力が入ったのでしょう。

どんな状態かと言うと、常に前かがみでいないと胸が苦しく、呼吸すら苦しい状態。
ベッドの背もたれを90度以上に倒すと、胸が苦しくて呼吸が出来ないんです。これは本当に辛かった。
昨日は断片的にしか眠れなかったので昼間少し眠りたかったし、眠れないまでも身体を休めたかった。

でもその旨を看護師さんに言ったら「筋肉痛ですね」の一言で、
座薬で痛みは治まるとのことだったのですが結局傷にしか効かず、肩・胸・お腹の痛みはちっとも良くなりませんでした。

このままじゃ今日は寝ることが出来ないと思い、夜もう一度看護師さんに相談したのですが、
手術直後なので飲み薬は出せないようで、また同じ座薬だけでした。

案の定効かない。どうしよう。眠いのに眠れないじゃないか(涙)
仕方が無いのでまず横向きで背中を丸め、ベッドの背もたれを恐る恐る倒して何とか呼吸の出来るポジションを見つけ、
そのまま朝まで動かずに眠っていたようです。(朝起きたら同じ格好だったので)

とりあえず眠れたものの、身体を起こしてみると症状が変わらず全く良くなっていませんでした。
夜はしっかり休んで、昼間はなるべく動くようにしなければならないのにこのままでは体力がもたない。。
そこで今日の担当看護師さんに強くお願いしたところ、
主治医に伝えてもらえ直接診てもらってやはり筋肉痛との診断で漢方薬と湿布を出してもらえました。

これが効いた!最初から湿布出してくれれば良かったのにと思う位効いて、その夜からは安眠できるようになりました。

それにしてもこんなに苦しい筋肉痛は生まれて初めてでした。二度と経験したくないものです。




入院雑感 「患者を安心させるもの」


胸の痛みを訴えた時の担当看護師さんは、まだ若い女性でした。
失礼な言い方かも知れませんが、メイクも話し方も「コギャル」が抜け切れていない、
看護師さんは胸に写真入のメームプレートをしているのですが、その写真は金髪で見事なコギャルでした。

この看護師さんが担当になったのはこの時だけでしたが、
術後翌朝の様々な処置はとてもスムーズで不安や不満は無く、優秀な看護師さんなのだと思います。

でも胸や呼吸の痛みを訴えても、「余計な力が入るので筋肉痛です」とそっけなく答えるだけ。
結果としてその通りでしたが、かなり強い痛みだったし全身麻酔を受けていたこともありとても心配でした。
その不安を考慮してくれるような対応は残念ながらなかったのです。

やはり看護師さんも見た目や話し方は大切だと感じました。
同じことをもっとしっかりした印象の看護師さんに丁寧に説明してもらえたら、不安はもっと少なかったと思うのです。

外見の職業ではないとは言え、
病気や怪我を抱えている患者は心理的にナーバスであり、頼れるのは医者や看護師さんなのだから、
常に安心感を与えるなりの配慮はやはりプロとして必要なのではと実際に体験して感じました。




入院雑感 「回復を促す環境」


入院中はあまり動く必要が無いので自分から動く理由を見つけることが大切になります。
私のように動くことが回復への一番の近道の場合は特に、です。

でも自分がその気にならなければ動かずに済んでしまうのが入院生活。
食事は時間になれば3度ベッドまで運んでくれるし、お茶も一緒に運んでくれますからね〜 > 贅沢だ

それに手術直後の歩行がままならない時は不安で動けないのが普通です。
自分でも驚くほど急に疲れたり、痛みが出たりするからです。
トイレまで行った時も行きより帰りの方が倍以上しんどいこともあったし、
エレベーターホールや団欒室まで行ったものの、帰る体力が無くなったりすることも考えられます。

もちろん途中で挫けても看護師さんが助けてくれますけどね。
ただその不安や怖さから思うように歩行練習が出来ない人は多いような気がします。

私は個室だったのでその点は恵まれていました。
意味も無く部屋の中をうろうろ歩き回れたことも今思うといい運動になったと思うし、ベッドの横に応接セットがあったので、
まずベッドから立ち上がり、少し歩き、ソフェーに座り、また歩く、と、少しずつ歩く練習ができました。

それに少し元気になるとソファーで過ごす時間が増え同時にベッドにいる時間が減るので、行動的になりました。
ベッドにいるとどうしても自分でも「病人」を意識してしまい、動くのが億劫になりがちなんです。

また部屋の中に洗面台もあったのでシンクの前に椅子を置いて、
疲れたら座る、そして立つ、を繰り返しながら歯磨きや洗顔も出来ました。

この入院環境のお陰で看護師さんに余計なお願いをすることがなく、
早くから「自分でできた」と自信を持つことにつながりました。

あまりにもお願い事が無いので看護師さんが病室まで来る回数も減り、
退院直前には「パンプキンさん、ほっておいてごめんね〜」と言ってくれる看護師さんもいたくらいでした(笑)




入院雑感 「つながっている」


入院先の病院では携帯電話はエレベーターホール以外は電源オフが決まりでしたが、
個室の場合は他人に迷惑をかけなければ自由な利用が許可されていました。
だから部屋の中では電源を入れっぱなしで、メールや通話も常識の範囲で利用していました。

これは気持ちの上でとても大きかった。

私は普段はほとんど携帯を必要としないし、実際に利用もしていないけれど、
入院中はベッドの上でもいつでも連絡が取れるという状況が心を落ち着かせてくれました。

病院って思ったより空気が独特です。

夜でもいろんな音が聞こえてくる。
そして独特な空気とにおいがするのです。

いい歳をした大人なのだから不安だなんて言ってられないとは思いながらも、
環境が変わったという理由もあって、やっぱりちょっとはホームシック(?)のような気分になったこともありました。

幸い手術直後の痛みが原因の不眠以外は連日ぐっすりと眠れたので、それ程深刻ではないものの、
やっぱり心のどこかでは不安を抱えていたようで、そんな時この携帯電話は大きな安心感となりました。

つながっているんだ。
その事実。

小さな携帯電話を握り締めた左手から伝わってくる、
その先にいる主人が、家族が、支えてくれていることを思い出すのでした。









毎日思うことのメニューへ